チョウ類のモニタリング研修会10月8日(土)を開催しました。
チョウ類のモニタリング研修会
~チョウ類を継続的に調べることで、自然環境の変化を明らかにする~
↑実習の様子
【開催要領】
開発や里山環境の変化、近年では気候変動やシカの増加等によって、日本の自然環境は大きく変化しています。急激に減少し絶滅が危惧される生き物がいる一方で、気候変動によって増加している生物も見られます。
生物多様性の保全が大きな課題となっている中、自然がどのように変化しているのかを把握すること(モニタリング)が非常に重要になっています。
日本には、約240種のチョウ(蝶)が生息していますが、チョウは、自然環境の変化を知るための、指標性の高い生物グループであることがわかっています。
そのため、チョウの生息状況をモニタリングすることで、チョウの変化はもとより生物多様性がどう変化しているのかを全国的に把握することができます。
日本チョウ類保全協会では、チョウを調べることで、日本の自然がどのように変化しているのかを把握する調査を担っていただく方を募集しています。
この調査では、身近な場所で一定の調査ルートを設け、そこでのチョウの種や個体数を継続的に調査することで、その地域の環境変化を把握し、情報を全国的に集めることによって、日本全体での変化を把握し、それらの情報を生物多様性の保全に活かしていきたいと考えています。
■主催:日本チョウ類保全協会・せら夢公園
■講師:中村康弘さん(日本チョウ類保全協会事務局長)
■日時:2022年10月8日(日) 10:00~12:00
■場所:せら夢公園
■定員:10組(先着順)
■参加費:無料
■対象:幼児から大人まで(幼児には大人がついてください)
■日程:
10:00 開会
10:00 調査の目的と方法説明(コース説明・記録の仕方など)
10:30 自然観察園において実際に観察(コースに分かれる)
11:30 結果のまとめ方・報告の仕方・今後の活動・自分の家の近くのコース相談など
12:00 終了
■準備するもの
昆虫網・帽子・長袖・長ズボン・運動靴・筆記用具・ハンカチ・タオル・カメラ・水筒・飲み物など