世羅をみがくまちづくりの集い 2025年2月22日(土)・23日(日)、3月8日(土)・9日(日)申込受付中
世羅町合併20周年記念事業「世羅をみがくまちづくりの集い」
主催:せら夢公園サポーターズクラブ 共催:広島せらマルベリークラブ
【事業の目的】
・合併20周年を迎えた世羅町のこれからのまちづくりに貢献します。
・世羅町のまちづくりを担う人々に広く声をかけ、アドバイザーとしてまちづくりの先進地豊岡市
から中貝宗治氏を招きその経験に学びます。
・グループワークを通して参加者に世羅町のまちづくりに積極的に関わる気持ちを醸成します。
【申込】
先着50名 原則全回受講 とし、世羅町内にお住まいの方もしくは通勤・通学する方を優先します。
申込フォーム(←クリック・タップすると開きます)
【会場】
世羅町大田自治センター大集会室
【アドバイザー・基調講演】
中貝宗治さんのプロフィール
中貝 宗治さん(一般社団法人豊岡アートアクション(TAA)理事長)
1954年生まれ。豊岡市出身。京都大学法学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科経営学専攻前期課程(修士課程)修了。兵庫県議会議員を3期、2001年から豊岡市長を5期務め、コウノトリの野生復帰、深さを持った演劇のまちづくり、ジェンダーギャップ解消等に注力。現在は演劇を観光・教育・福祉などの分野に活かすことで豊岡のまちづくりに関わる。演劇的手法を活用して認知症の方とともに暮らすコミュニケーションのあり方を提案し、TAAが第1回岩佐賞を受賞。主な著書「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」(集英社新書)。
【日程と内容】
第一講座 環境と経済が共鳴する地域づくりについて考える 2025年2月22日(土)14:00~16:30
基調講演 中貝宗治さん「コウノトリも住めるまちを創る」
実践報告 大矢樹さん せら夢公園(株式会社セラアグリパーク),ヒョウモンモドキ保護の会
「ヒョウモンモドキと生きるまち・世羅のいまとみらい」
1992年生まれ。大阪出身、2021年より広島県在住。子どものころから生き物が好きで、小学生~高校生の頃は日本野鳥の会の探鳥会や、大阪市立自然史博物館の友の会、ジュニア自然史クラブ、なにわホネホネ団などを通して生き物の観察や動物のはく製づくりを楽しむ。大学では生物学を専攻し、大学院では植物生態学の研究室に所属。雌雄異株樹木の特性や鳥による種子散布をテーマに、奈良の春日山とボルネオ島の熱帯林で調査・研究。大学院修了後は、建設コンサルタント会社、造園会社を経て、2025年1月よりせら夢公園の常勤スタッフに着任。
第二講座 観光資源開発の手法について考える 2月23日(日)9:00~11:30
基調講演 中貝宗治さん「受け継いできた大切なものを守り、育て、引き継ぐ」
実践報告 吉宗誠也さん ㈱世羅高原農場 代表取締役,一般社団法人世羅町観光協会 副会長
「世羅の気候風土とロケーションを活かした地域性のある観光農園の取り組み」
信州大学人文学部を卒業と同時に農事組合法人旭鷹農園(現世羅高原農場)に就農。現在、世羅町でテーマの異なる4つの花観光農園(世羅高原農場、Flower village 花夢の里、そらの花畑 世羅高原花の森、せらふじ園)を運営している。「花はみんなをしあわせにする」を企業理念に掲げ、世羅高原の気候風土や広大なロケーションを活かした感動の花風景を創り続け、2024年には創業45周年・花観光開園30年目の節目を迎える。4つの花農農園には年間30万人以上もの観光客が訪れ、世羅観光を力強くけん引している。
第三講座 芸術・文化・教育の可能性について考える 3月8日(土)14:00~16:30
基調講演 中貝宗治さん「深さをもった演劇のまちづくり」
実践報告 神田正史さん 中之町東町だんじり保存会 会長
「『にわか狂言』の伝承を大切にしていくこと」
1958年生まれ。旧甲山町に三つあるだんじり保存会のひとつ中之町東町だんじり保存会に在籍し会長として活動している。幼少期から祭りにはだんじりを引っ張り、青年期は仁輪加(にわか)狂言を演じて、また保存会の役員として関わって来た。伝統ある祭りをこれからも伝承していきたいとは思うが、コロナ感染問題や開催日の問題、開催内容など解決していかないといけない問題が出てきて頭痛の種になっている。
第四講座 人口減少を乗り越える方策について考える 3月9日(日)9:00~11:30
基調講演 中貝宗治さん「ジェンダーギャップの解消」
実践報告 森澤祐佳さん ユニオンフォレスト㈱ ReSEED農園 農園⾧・協同組合ゆめ高原市場代表理事
「女性農園長の転機と夢」
森澤 祐佳さん(ユニオンフォレスト㈱ ReSEED農園 農園⾧・(協)ゆめ高原市場代表理事)
教員時代に世羅町で少子高齢化や農業の課題を目の当たりにし農業に飛び込む。20~30 年後を見据え、①新しい 3K「かっこいい、革新的、稼げる」を掲げ、世羅産落花生「PEAceNUTS」の栽培で安定した雇用を生むこと、②若い世代がリモートワークを活用して戻れる環境を整えるシェアオフィス「SEEDers」の構築、③子どもたちに世界最先端の教育を提供するオンライン放課後スクール「ReSEED LAB」の開設、という目標を掲げる。現在はピースナッツのプロジェクトが進行中。
【講座の持ち方】
各講座で、アドバイザーによる豊岡市での取り組み紹介と、世羅町での実践報告を行います。そのあとのグループワークで「自分達にできること」と「実践者への提言」の二課題についてテーマに則したディスカッションを行い、学びを深めます。
【テキスト】
受講までの次のテキストを読んでおいて下さい。
「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」中貝宗治 集英社新書 2023年 1,100円
【参考図書】
テキストを読み終えた方は以下の図書もご一読下されば幸いです。
「コウノトリと暮らすまち」佐竹節夫 農文協 2023年 2,200円
「但馬日記 演劇は町を変えたか」平田オリザ 岩波書店 2023年 2,530円
「豊岡メソッド 人口減少を乗り越える本気の地域再生手法」大崎麻子 秋山基 日本経済新聞出版 2023年 1,980円